コーポレートPPAにおける最大のメリットは、経済的であることです。
従来の電力は、価格変動があり電力購入価格を子細に予測することが困難です。
しかし、コーポレートPPAにより、自然エネルギーの電力を長期間固定価格で調達することができます。
価格変動もないため、今後の発電コストを見通すことも容易になり、収益に与える影響も想定できるようになるでしょう。

コーポレートPPAによるメリットは、追加性がある点も挙げられます。
追加性とは、再エネ電力やクレジット・証書の購入によって、新たな再エネ設備への投資を働きかける効果の事です。
再生可能エネルギーの調達手段は多様化しており、需要家企業はあらゆる手段の中から最適な手段を選らばなければなりません。
株主や消費者の地球環境に対する意識が高まっている近年、
追加性のあるコーポレートPPAを選択する需要家は、ブランド価値の向上にもつながるでしょう。

RE100対応となっている点も、コーポレートPPAの大きなメリットです。
RE100とは、事業活動でのエネルギーを100%、再生可能エネルギーで賄うことを目標とする国際的イニシアチブです。
コーポレートPPAは、自然エネルギーの利用率が高まり、CO2の排出量も削減できます。
持続可能性があるだけでなく、RE100基準の電力供給が可能となる点は、結果として企業実績に貢献します。